雨風だって受けてきた。陽射しもともに浴びてきた。
J1はリーグ戦の全日程が終了し、福岡、湘南、名古屋の降格が決まりました。
J1の残留争いは得失点差で争われるほどの壮絶な戦いでしたが、J2もそれに負けないほど非常にぎりぎりの争いをしています。
モンテは自動降格圏と勝ち点差3というとてもぎりぎりの状態です。
(得失点差を考えると勝ち点が並ばれてもぎりぎり勝てそうな気もしますが…)
こんなぎりぎりの戦いを続けるチームに追い打ちをかけるように
中村隼選手が逮捕されるというショッキングな出来事も起こりました。
クラブハウスで、他の選手たちのいる前で京都府警の刑事に連れていかれたということで
選手たちの精神的なダメージは大きかったと思います。
このような厳しい状況で横浜FC戦を戦った選手たちのタフさにはとても驚かされたとともにプロのスポーツ選手のすごさを改めて思い知らされました。
また、このような状況でもアウェイに駆けつけ大きな声援を送ったモンテディオサポーターの素晴らしさは言うまでもありません。
今年のホーム戦はなかなか人が入らない試合が続いています。
結果を出していれば、昇格争いをしていればもっとたくさんの人たちがホームの試合を観に来てくれたかもしれません。
昇格争いをしていないチームの試合なんて面白いの?と思う人がいるのも当然のことだと思います。
しかし、先に述べたような逆境にも立ち向かい選手たちは頑張っています。
選手たちからすれば、J3に降格するということは今よりも過酷な状況下でサッカーしなければいけなくなるということです。
降格争いというものも色々なものを背負って戦わなければいけない過酷な戦いです。
なので、一人でも多くの人がスタジアムに足を運んで選手たちとともに戦ってほしいなと思います。
残りのホーム試合は以下の日程です。
スタジアムに来て下さい!
11/5 vs長崎
11/20vs北九州
"決められるところでしっかり決めていかなければいけない"
最近タイトルにあるような言葉をよく耳にする。
石崎監督が試合後のコメントでほぼ毎回のように口にする言葉。選手達からも同じような言葉が聞かれる。
なぜこのような子供でもわかるようなコメントが毎試合のように彼らの口から出るのかと考えた時に、選手や監督の得点に対する認識が正しくないのかもしれない。そう思い
dearマガジンの1つの記事(http://dearfootball.net/article/2453)
を参考に考えてみることにした。
前節の清水エスパルス戦のシュートシーンのみを切り取って考えていく。
(決定力についてはurl先の記事を読んでほしい)
まずはじめに前節モンテディオが放った11本のシュートの場所をまとめてみた。
青い点が枠内シュート
ピンクの点が枠外シュート
ゴールデンゾーンから打たれたシュートは5本
そのうち4本が枠内に飛んでいるが、そのうち2つはCKから渡辺のヘディングシュートなので、流れの中からは2本しか枠に飛ばせていない。また、鈴木のシュートは下の画像のようにDFとGKによってコースをほとんど消されていることがわかる。
決定的なシーンというのは記憶に残りやすい。試合の流れが良ければ良いほどさらに印象に残るのは当然のことだと思う。
しかし、打たれたシュートを細かく見てみると「決めるべきところ」という場面は1、2回しか作り出すことが出来ていない。
自分達の思う通りに試合を進められた。
あそこで決めることが出来ていたら勝てた試合だった。
そんなニュアンスでタイトルにある言葉を用いているように感じるが、流れは良かっただけでチャンスはそこまで作り出せていない。
単純にシュートの質を上げていくことばかりに意識を向けていくのではなく、シュートシーンについて細かくみていくこと
(ゴールデンゾーンで打てているのか
相手の方が多く、ブロックされてしまう場面で打っているのか)
が必要だと思う。