"決められるところでしっかり決めていかなければいけない"
最近タイトルにあるような言葉をよく耳にする。
石崎監督が試合後のコメントでほぼ毎回のように口にする言葉。選手達からも同じような言葉が聞かれる。
なぜこのような子供でもわかるようなコメントが毎試合のように彼らの口から出るのかと考えた時に、選手や監督の得点に対する認識が正しくないのかもしれない。そう思い
dearマガジンの1つの記事(http://dearfootball.net/article/2453)
を参考に考えてみることにした。
前節の清水エスパルス戦のシュートシーンのみを切り取って考えていく。
(決定力についてはurl先の記事を読んでほしい)
まずはじめに前節モンテディオが放った11本のシュートの場所をまとめてみた。
青い点が枠内シュート
ピンクの点が枠外シュート
ゴールデンゾーンから打たれたシュートは5本
そのうち4本が枠内に飛んでいるが、そのうち2つはCKから渡辺のヘディングシュートなので、流れの中からは2本しか枠に飛ばせていない。また、鈴木のシュートは下の画像のようにDFとGKによってコースをほとんど消されていることがわかる。
決定的なシーンというのは記憶に残りやすい。試合の流れが良ければ良いほどさらに印象に残るのは当然のことだと思う。
しかし、打たれたシュートを細かく見てみると「決めるべきところ」という場面は1、2回しか作り出すことが出来ていない。
自分達の思う通りに試合を進められた。
あそこで決めることが出来ていたら勝てた試合だった。
そんなニュアンスでタイトルにある言葉を用いているように感じるが、流れは良かっただけでチャンスはそこまで作り出せていない。
単純にシュートの質を上げていくことばかりに意識を向けていくのではなく、シュートシーンについて細かくみていくこと
(ゴールデンゾーンで打てているのか
相手の方が多く、ブロックされてしまう場面で打っているのか)
が必要だと思う。